法事、法要、四十九日などの仏事の慣習をわかりやすく解説しています。
法事・法要・四十九日がよくわかる

法事の営み方

法事のマナー

法事の案内状を受け取ったら、すみやかに返事を出しましょう。事情の許すかぎり出席したいものです。故人を偲ぶとともに、仏法にめぐり合う絶好の機会です。また、親類、友人らが一同に集い、旧交を温め合うよい機会でもあります。
法事に招かれたときの服装は葬儀のような厳格なものではありません。男性の場合は、略礼服、紺やグレーの地味なスーツでよいでしょう。三回忌までの法事ならば、略礼服の着用が無難だといえます。女性の場合は、黒やグレーの地味なスーツ、ワンピースでよいでしょう。
案内状に「平服で」とあっても、あまり派手な服装や、カジュアルな服装は避けましょう。

法事に持参するもの

当日、持参するものとして忘れてならないものは数珠です。仏事では欠かせないものです。
もうひとつ忘れてならないものは、供物ないし供物料です。最近では供物料として現金を包むのがふつうです。
現金は不祝儀袋に入れ、年忌法要のときは「御佛前」、四十九日までは「御霊前」と表書きします。
線香など供物を持参する場合の、のし紙の表書きは、四十九日までは「御霊前」、四十九日後は「御佛前」と表書きします。また四十九日の前後関係なく「御供」としてもよいです。

法事の作法

法事の開始時間に遅れないことが大切です。20〜30分のゆとりを持って会場に着くようにしましょう。
葬儀ではないからと、法事の際、大声で笑ったり騒ぐことはつつしみ、静かに故人の供養につとめたいものです。また法事の途中で帰るのは避けましょう。

先祖供養

先祖供養とは、わが命のルーツに感謝する行為です。今日私たちがあるのは、先祖のおかげで、先祖の誰ひとり欠けても現在の自分は存在しません。
先祖供養をすることは、自分をあらしめてくれたすべての人に感謝することなのです。
「自分さえよければ何をしてもよい」という現代の風潮は、「ご先祖さまが見ている」「ご先祖さまに申し訳ない」という日本古来の倫理観を失ってしまったせいではないでしょうか。
先祖に感謝供養し親しみを持つことは、家族愛や郷土愛の原流であり、この流れはやがて祖国愛や人類愛といった大河につらなります。
「子は親のうしろ姿を見て育つ」といいます。先祖を十分に供養し、子孫にも先祖供養を伝えて行くことが大切ではないでしょうか。

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